もぐもぐグルメ

兵庫 神戸 炭火焼ダイニング 紀州屋

投稿日:2017年9月28日 更新日:

見つけた!!! 神戸牛を食べるならここ!!!

 

歩き回って1時間。

実はもう疲れちゃって何でもよくなり、

お好み焼きなんかと一緒にステーキもありそう的なお店に行ったら、

開店が少し遅い店で入れなかった。

 

待つ気にもならないほどお腹空いていたので、

三宮駅からはさらに離れるけれどあてもなくてくてく。

 

※ここへたどり着くまでの記事はコチラ

 

とあるお店が目に留まり・・・。

 

ねこのめ旅ばなし 旅にまつわるよもやまなこと

 

お店の横には小さなお地蔵様が。

 

これはやすらぎ地蔵尊といって、

阪神・淡路大震災のときの被災地の土灰を使って作られたお地蔵様で、

犠牲者と同じ数が作られて各所にまつられているんだとか。

 

 

炭火焼ダイニング 紀州屋

 

 

外にあるメニューを見たらなんだか良さそう。

本能が働いてここに決めよう!!ということになりました。

 

先に言ってしまいますが、

もし三宮に行くことがあったら、

絶対に絶対にここで食べてください!

 

ほんっっとにリーズナブルで美味しいので!!

 

ねこのめ旅ばなし 旅にまつわるよもやまなこと

 

名前が紀州屋なんで、

神戸に来てなんで紀州?ってな感じなんですけど、

実は私たちこの時の旅行では、

淡路、倉敷、姫路、神戸、伊勢などをまわっていて、

こちらのお店のメニューは、

その辺りの地域を網羅していたのでうってつけだったのでした。

 

ねこのめ旅ばなし 旅にまつわるよもやまなこと

 

店内の様子。

とっても落ち着いた雰囲気。

 

この日は台風の影響で神戸も午後から風が強く、

夜になるにつれ雨も降りだすかもということで、

三宮駅のさんちかにあるショップには、

「本日は16時で閉店」なんて貼り紙がされていました。

 

紀州屋も、

予約の方のキャンセルなどもあったそうで、

夕方お店を開けるか開けないか、

15時頃に決めたんだそうです。

 

開けてくれてよかった・・・。

 

 

 

いきなりステーキ!・・・ではなく

 

ガッツリ食べるのが目的ではないし、

ステーキは最後に味わって余韻を残したかったので、

まずはビールと酒の肴選び。

 

ねこのめ旅ばなし 旅にまつわるよもやまなこと

 

お通しには合鴨の燻製ロースト。

 

この時一緒にいた友人は、

お肉の脂身が苦手なうえお肉の種類にも部位にも好みが狭い(肉食いに来たのに・・・)。

 

豚のヒレはいいけど脂身は一切口にしない。

加工肉もベーコンのように脂身多いのは食べられない・・・。

ただし背脂チャッチャは問題なし(わけわからん)。

 

鶏や牛は好きだけど内臓はダメで生肉もダメだし、

火が通っててもローストビーフは苦手。

 

だけどステーキはウェルダンではなくミディアムで・・・。

 

そんな面倒な友人ですが、

この合鴨ローストはそんな偏食人間でも「美味しい!」と言っていました。

 

サブメニューも豊富

 

ねこのめ旅ばなし 旅にまつわるよもやまなこと

 

一品料理も魅力的なものがたくさんありました。

 

でもあまりお腹いっぱいにならないように厳選。

 

明石海峡通ってきたし、

旅路をたどるようでちょうど良いってことで、

最初に頼んだのは「明石タコの唐揚げ」980円。

 

味付け抜群、熱々で歯ごたえがあり、

しっかりと旨味があって美味しかったです。

 

 

ミスジってご存知?

 

そして店頭メニューで私がこのお店に決めた最大の理由がこれ!!!!

 

ねこのめ旅ばなし 旅にまつわるよもやまなこと

 

「神戸牛ミスジ肉の炙り刺身」1,780円。

 

ミスジ肉は肩甲骨の内側にあるお肉で、

1頭の牛さんから2kgくらいしか取れない部分。

あまり動かない筋肉なので柔らかく、

腕の部分の中では一番霜降りが入りやすい。

 

もちろん神戸牛でなくてもミスジの部分は美味しいのですが、

なんせなかなか売ってません。

 

塊やスライスの断面が唇のような形に見え(るのは私だけ?)、

中心にスジがありそれを境に筋繊維の走行が違っているので、

一度みたら「あ、これだ」とわかるお肉。

 

メニューにも数量限定って書いてあるし貴重な部分なのだけど、

それが「炙り刺身」でしかもこのお値段。

 

ベタな表現ですけど、

本当にマグロのトロみたいに溶けてなくなる感じ。

 

そしてご主人の炙り具合が絶妙です。

 

びっくりするほどサラっと溶け、

それだけ脂質が多いならもたれちゃいそうですが、

そろそろ胃が弱くなるお年頃な私でも、

全然問題ありませんでした(^^)

 

真打の前にもう一品

 

さっさと神戸肉いけよ・・・って感じですが、

もうちょいお酒ゆっくり飲みたかったの。

 

ねこのめ旅ばなし 旅にまつわるよもやまなこと

 

で、美味しい日本酒をいただきつつ、

旅路の途中で淡路にも行ったので、

今度は「淡路鶏のつくね」700円をチョイス。

 

これがまた最高に美味しくて、

つくねを焦んがりと炭火で焼いてあるところに、

自家製ダレと卵の黄身が絶妙。

 

たぶん、この卵も淡路鶏だと思う。

聞いた気がするんですけど、

美味しい!にかまけて覚えてなくてスミマセン。

 

神戸牛ステーキ

 

いよいよシメのステーキを。

 

お肉は、

「神戸牛ステーキ」

「神戸牛ロースステーキ」

「神戸牛フィレステーキ」

をそれぞれ80g、130g、180gの中から選択できます。

 

前菜もちょこちょこ食べてお腹は落ち着いていたので、

神戸牛の美味しささえ堪能できれば良いという当初の目的通り、

少ないかな?と思いつつも、

私は80gの神戸牛ステーキ2,980円を注文しました。

 

ねこのめ旅ばなし 旅にまつわるよもやまなこと

 

やってきたのがこちら。

 

淡路産のタマネギを使ったおろしタマネギソースと、

淡路産のすだちを使ったポン酢、お塩の3種類が付いてきました。

 

お肉は、

左がイチボという部分、右はイチボに続く尾側部分だそう。

 

イチボって?

 

実際にお肉を持ってきて説明してくれました。

 

ねこのめ旅ばなし 旅にまつわるよもやまなこと

 

牛モモ肉は大きく4つに分けられるそうで、

ランイチ(ランプ肉とイチボ)、丸モモ(シンタマ)、

内モモ、外モモというそうです。

 

余談ですが九州食肉学問所さんの、

牛ランプ・イチボの商品化でこの部分のお肉さばいてて面白いので、

興味のある方はぜひご覧あれ。

 

ご主人が持ってきてくれたこの写真のお肉がランイチで、

腰からお尻にかけてこれが乗っかっている状態。

 

それをご主人が実演してくれました(^^;)

 

で、

そのランイチのうちランプは大殿筋、

イチボはランプ肉のさらに尾に近い部分。

人間だとお尻のエクボの部分らしいです。

 

 

イチボよりもそのまた尾側は、

先へいくほどスジが集中していて、

いわゆる牛スジにするしかないそうですが、

運ばれてきたステーキ、

そのギリギリまでのところを出してくれてるっぽい。

 

ランプ肉は赤身なのに柔らかくて人気があり、

上質な部分はユッケなどにも使われる。

 

イチボはそれよりもちょっとだけ霜降っているけど弾力のある赤身。

かなり美味しいのに認知度が低いということで、

私も名前を初めて知りました。

 

確かに赤身にほどよく少しサシが入っていて、

柔らかいけど歯ごたえも楽しめて、

しっかりお肉の味もする。

 

こんな貴重な部分をこのお値段でいいのかしら?

認知度アップしてきたらランプ肉より高く扱われそう。

 

80gでもドシっとお腹は満足できました。

 

 

シャトーブリアン!!!!!

 

友人は私以上に脂のカタマリが苦手で、

一番大好きなのはヒレ肉(結局一番高い部分じゃん・・・)。

 

80gの神戸牛フィレステーキ 5,480円を注文しました。

 

 

ねこのめ旅ばなし 旅にまつわるよもやまなこと

 

なんと「シャトーブリアンです」ってご主人が。

 

背骨に沿って走行している筋肉のうち、

背側に走っている1本の長い背最長筋がロース。

 

牛では、肩の背最長筋を肩ロース、

胸部の背最長筋をリブロース、

腰の部分をサーロインといって分けていて、

サーロインがある背骨の腹側に腸腰筋があり、

これをフィレといって左右2本あるけどとっても少ないお肉です。

 

 

フィレはほとんど運動せずに成長する赤身肉で、

その中のさらに中心の美味しいところだけというのが、

なんとも贅沢なシャトーブリアンです。

 

これも、九州食肉学問所さんの、

牛ヒレ(ヘレ)肉の商品化についてを見ると、

なるほど~と思います。

 

これまた柔らかいのなんのって。

赤身なのにどうしてこんなに柔らかいのかしら?

やはり動かない部分だからなんですね。

 

ただ、友人はなぜかちょっと霜降りのイチボのほうを気に入ってました。

 

確かにイチボのほうがお肉の味が濃厚でした(^^)

 

そうそう、さきほど紹介したミスジという部分は、

ザブトン、サンカク、

トウガラシ(またはトンビ)と呼ばれる部分とあわせて肩のお肉ですが、

トウガラシの部分もやはりほとんど運動しない赤身で、

ほとんどフィレと同じ柔らかいお肉だそうです。

 

でもお値段はフィレの半分くらいなんだとか。

食べてみたいですね~。

 

関連記事:神戸肉リサーチ

 

記事下ダブルレクタングル

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