究極の温泉街
草津に初めて行ったとき、
湯畑の光景を見てなんとも不思議な感覚にとらわれた。
箱根とか熱海とかとは全然ちがう、
「え?ここ?」的に狭くギュっと濃縮された温泉街の風景。
まさにこの一角だけ。
たどり着くと「ここだ!」という草津の風格。
ツアーで行く人はともかく、個人で行く場合は車でないと不便な草津。
湯畑を囲む道路は一方通行になっており、
周辺の道は狭くて坂が多いため冬場はスリップに要注意。
6つの源泉
草津の泉質は言わずと知れた硫黄泉だが源泉は6つ。
詳しい泉質については色々なサイトで紹介されているので、
ここでは簡単にご紹介。
- 湯畑・・・共同浴場「千代の湯」や旅館の内湯へ運ばれる。
- 白旗・・・湯畑前にある共同浴場「白旗の湯」で堪能できる。
- 万代・・・西の河原露天風呂や多くの旅館にひかれている。
- 煮川・・・あまり濁りはなく透明に近いお湯で、町営浴場「大滝乃湯」の源泉。
- 西の河原・・・公園として整備されておりいたるところで湧き出ている。
- 地蔵・・・共同浴場「地蔵の湯」の源泉で、湯の花が豊富。
引用:草津温泉ポータルサイト
共同浴場、それぞれ源泉が違ったんですね。
■泉質
◎酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)(酸性低張性高温泉)※湯畑源泉
■効能
一般的には……神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節の強張り、打ち身、挫き、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、動脈硬化症、切り傷、火傷、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病・高血圧症などといわれています。
■禁忌症
急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般的に病勢進行中の疾患、皮膚、粘膜の過敏な人(特に鉱泉過症の人)引用:草津温泉ポータルサイト
ちなみに硫黄泉は、
肌の弱い人や、高齢で乾燥肌の方にはややキツいかも。
また、ざぶっと顔を洗ったりして目に入ると非常にしみるので注意が必要。
どこに入る?
狭いけれども広い草津。
悩む草津。
共同浴場も風情があっていいし、旅館のお風呂もいいけれど、
まずは基本中の基本、
初めて草津へ行ったらぜひ入ってみていただきたい2大外湯をご紹介。
西の河原大露天風呂
びっくりする広さの西の河原(さいのがわら)。
洗い場はなく、露天風呂のみだがその広さがすごい。
こんなに解放感を満喫できる露天風呂はそうそうあるもんじゃない。
これ、外から見ても全然想像できないんですけど。
露天風呂のある一帯は公園になっていて、
その中を白濁した温泉の川が走っています。
ちなみに、川の上流に行く道から男湯が見えるのです・・・。
が、
女湯はどうやっても見えないのでご安心を。
大滝乃湯
西の河原に続き、必ず入ってみてほしい大滝乃湯(おおたきのゆ)。
町営の温泉施設で食事処や休憩所があって湯船も豊富。
久しぶりに行くと「あれ?こんなに透明だったっけ?」と思うほど透明(^^;)
でも匂いはしっかり硫黄。
ここの特徴は合わせ湯という、低温から高温まで温度の違う4つの湯船。
体に負担にならないよう低温の湯船から順に入っていくのが一般的だけど、
低温はかなりぬるいのでそれは飛ばして入ってます。
高温の湯船では我慢大会のような様相で、
少しでも他の人より長く入るとちょっと得意げな気分・・・。
ただし、ぶっ倒れたりしないよう、湯あたりには注意しましょう。