たどりつけない温泉
郡上八幡から白川郷へ行き、
そこから東京へ帰るために国道158線から松本へ出ることに。
なぜそんなコースかと言うと、
もともと郡上八幡へは東名で名古屋経由だったことと、
富山の方へ行くには大雪で車が立ち往生したという状況だったから。
そして、どこかにめぼしい温泉はないかな~と思ったのが最大の理由。
158号線には乗鞍岳の脇を通るので、
硫黄の白濁した温泉もいいし、
かの有名な白骨温泉もあり、
まだ行ったことがなかったのでそれも魅力的。
ところが、
水曜日&冬季&予定到着時刻が15:00頃という条件では、
乗鞍付近も白骨温泉も日帰り入浴は完全アウト。
そこでもう一気に松本まで行くかという途中でムリヤリ見つけた竜島温泉 せせらぎの湯。
実はその手前に、さわんど温泉 梓湖畔の湯というところがあり、
露天からの景色など個人的にはこちらの温泉のほうが興味深かったのだが、
ここも閉まっていました・・・。
さて竜島温泉、
別に秘境でもないのだけどたどり着くのに非常に苦労した。
なんと、今をときめくGoogleマップでも道が把握できていないのだ。
地図には表示されるしランドマークも出てナビでは明らかに158線沿いなのに、
付近へ来るとナビが終了してしまうのではなく、ただただスルー。
何度前を通ってもスルー。どうしたGoogle。
このマップでいうところの左手方向から来たのだが、
右手に川があり、川の向こうに施設が見える。
だから川を渡りたい。
でも、ご覧いただくとわかるように渡るどころか道がない。
なにこれ。
何度もスルーしてしまうので、
あきらめようとして松本方面(地図の右手)にず~っと行くと、
スマホ等では拡大しないと表示されないが、
環境省松本自然環境事務所というところの道が唯一川を渡れそうな予感。
その道を入っていったところにある竜島発電所のところでマップ上の道は消えているが・・・。
たどり着きました
発電所の敷地内っぽいところを通り抜け、温泉、着きました。
これ、地元の人しか知らないんじゃないの・・・と思ったら、
駐車場にある車はほぼ松本ナンバー。
けっこう綺麗。
それもそのはず、平成29年4月にリニューアルオープンしたばかりでした。
前はどんなだったんだろう・・・。
券売機で入館料を払います。
大人510円、小中学生は小人250円。
時間は10:00~22:00まで。
お食事処もありますがお昼11:30~14:00のみ。
土日のみ夕方17:00~18:00も営業。
休館日は毎週月曜日とのこと。
温泉の成分
1. 源泉名 / 竜島温泉
2. 泉質 / アルカリ性単純温泉
3. 泉温 / 40.3℃
4. 知覚的試験 / ほとんど無色透明・微苦味・微硫黄味を有す。適応症(浴用)
神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進
禁忌症(浴用)
急性疾患(特に熱のある場合)・活動性の結核・悪性腫瘍・重い心臓病・呼吸不全・腎不全・出血性疾患・高度の貧血・その他一般に病勢進行中の疾患・妊娠中(特に初期と末期)
貴重品はフロントで預かってくれます。
お風呂は内湯と露天がひとつづずのみ。
イメージ的には銭湯くらいの広さ。
つまり狭いってことです・・・。
内湯は熱めで湯船の半分くらい、床の底からボコボコ泡が出ている。
あれ、なんて呼ぶんでしょうね?
スパとかによくあるやつ。
ジャグジーとは違うような…。
単純アルカリ泉ということだけどそんなにツルツルもしない感じ・・・。
わずかに硫黄のような香り・・・するかな?
そして露天へ・・・と思ったらびっくりするほど狭い。
お子さん連れのご家族が4人で入っていてもういっぱい。
それでもなんとがギュウギュウに6人くらい入っていましたが、
ここに無理矢理はヒンシュクなので、
4人家族が出るのを待ってから我先にと露天へ・・・。
せせらぎというけれど衝立でそれほど渓流の景色は見えない。
やっぱり梓川湖畔の湯だったかなあ・・・。
やってなきゃしょうがないけど。
お湯はややぬるめ、冬はなかなか出られない。
狭い上にぬるいとなると、なかなか順番がまわってこないので、
露天を諦めて帰る人もいるのではないだろうか。
結論として、いわゆる銭湯のような感じだけれど、
これはこれで地元民には良いのかもしれない。