日帰り専用施設とホテルの日帰り入浴
北海道にはいくつか温泉があり泉質も様々。
アルカリつるつる泉質もあれば、
ナトリウム単純泉、硫黄を含む白濁泉、茶褐色や緑黄色の温泉など。
今回は旅行の途中で日帰り温泉探し。
通りかかる場所に芦別温泉があったので行ってみることにしました。
芦別温泉は北海道で唯一の国民保健温泉地とのこと。
国民保健温泉地とは・・・
温泉法(1948)に基づき、「温泉の公共的利用増進のため、温泉利用施設の整備及び環境の改善に必要な地域」として環境大臣が指定した「国民保養温泉地」のうち、特に、医師の協力を得て温泉の保健的利用を促進することが期待できる条件を備えた温泉地。
引用:EICネット
ということらしい。
調べてみると芦別温泉には「芦別温泉日帰り専用」と「芦別温泉スターライトホテル」があり、
「芦別温泉日帰り専用」は公共浴場とのことです。
・・・というのはあとから知ったこと。
スターライトホテルの星遊館というところが日帰り入浴施設のように読み取れるところもありましたが、
実際にはホテルの宿泊客も日帰り客もお風呂は同じ。
そしてホテルの温泉レビューと日帰り入浴のレビュー、
芦別温泉日帰り専用のレビューがごちゃごちゃしていて、
スターライトホテルの公式ページにも芦別温泉日帰り専用が載っていたりするので、
「芦別温泉日帰り専用」はスターライトホテルの「日帰り入浴専用の施設」かと思ってしまいました。
ちなみに「芦別温泉日帰り専用」は正式には「芦別温泉」という名前なので、
温泉地の名前なのか施設の名前なのかわかりづらくこれもややこしい。
芦別温泉日帰り専用は公共浴場
この施設はスターライトホテルのすぐ隣ですが、
私たちが来た方角からすると手前にあったのがこの公共日帰り施設。
なのでつい、こちらに誘導されてしまい、
帰り際に「あれ?こっちも日帰り?」とう感じで、
スターライトホテルにはホテル専用のお風呂があること、
それは日帰り利用もできることをあとから知りました。
そんなわけで間違えて行った感満載の芦別温泉ですが、せっかく行ったのでご紹介。
こちらが芦別温泉日帰り専用(スターライトホテルとは別です)。
入浴料は良心的な500円。
スターライトホテルのほうは800円で、
早朝と深夜の指定された時間は500円で入ることができるよう。
ちょっと気になる飲み物。
お通じによさそう・・・。
券売機で券を買って、単純に奥へ進むと男湯、女湯に分かれるシンプルなつくり。
新しくはないですが、きちんと清掃はされています。
湯船は大風呂が1つと泡風呂が1つ、露天はありません。
もともとの源泉は冷水なので加温されており、
大風呂は熱め、泡風呂はぬるめに設定されています。
お湯はわずかなわずかな白濁、含硫黄がわかるていどにほのかに香ります。
お湯の香りはとても良いです。
体の芯まで温まるのでお風呂から上がっても汗が止まらないほど。
芦別温泉日帰り専用の泉質1
源泉名:なし
泉温:13.6℃
知覚的試験:微黄色 澄明、微塩味、硫化水素臭
pH:7.2
泉質:含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・硫化物泉(低張性中性冷鉱泉)
芦別温泉日帰り専用の泉質2
源泉名:芦別温泉
泉温:10.3℃
知覚的試験:無色 澄明、無味、硫化水素臭
pH:7.2
泉質:含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉(低張性中性冷鉱泉)
スターライトホテルの温泉の泉質もほぼ同じようですが、
ホテルは浴槽もいくつかあり、サウナや露天もあるので、
時間がとれる人はホテルの日帰り入浴のほうがいいかもしれません。
目的によって使い分け
ざぶっとつかりたい人は芦別温泉日帰り専用のこの施設で十分でしょう。
休憩室はありますがビールや食事を楽しむ・・・というところではありません。
スターライトホテルのほうは入浴料が少しだけ高いですが、
施設が充実しているようなので、
ゆっくりじっくり楽しみたい方や家族連れの方は、
スターライトホテルの日帰り入浴に行ってみてはどうでしょうか。
実際は「芦別温泉日帰り専用」のこの施設の情報は少なく、
芦別温泉で調べると出てくるのはほとんどがスターライトホテルのものです。
にもかかわらず、こちらの施設に行ってしまった私たち・・・
でも地元の方々には使いやすく、
気軽に入れる銭湯のような施設として親しまれているようです。
これはこれで、よい思い出になりました!